アンドレイ・チャーニーは、金融システムをより持続可能で公正なものにすることにキャリアを積んできました。ただ、その経歴には、米有力企業の顧問、金融詐欺事件における検察官、歴史家、海軍予備役、および著名な経済政策の専門家など多彩です。また、2006年には民主党系の政治季刊誌であるDemocracy Journalを設立、学者で上院議員のエリザベス・ウォーレンと協力し、消費者金融保護局（Consumer Financial Protection Bureau）の設立にも貢献しました。クリントン政権では大統領補佐官も務め、史上最年少のホワイトハウスのスピーチライターとしても知られています。主な著書には情報化時代における民主的な政策決定プロセスを提唱した「The Next Deal」や、1948～49年のソ連によるベルリン封鎖時、西ベルリンに食糧空輸を実施した米軍パイロットを描いた「The Candy Bombers」などがあります。学歴ではハーバード大学とカリフォルニア大学バークレー校ロースクールを卒業しています。